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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.089】蕎麦がき屋

蕎麦がき屋

訪問日:令和4年5月1日(日) 11:00
天 候:雨
気 温:15℃
湿 度:70%
URL:
電 話:0744-42-6886
所在地:奈良県桜井市粟殿641−2

https://goo.gl/maps/5Tf8rQCWuEwVqPJn7

開店時間が11:30、店に到着した時間が11:05ぐらいでしたが何故か既に満席。GWだからでしょうか。まさかここまでの状況とは思わず面食らってしまいましたが、せっかくここまで来たので待つことにしましたが、結局1時間以上待ちました…

これでこの店の客層がどんなものか大体わかりますが、客層を見に来たのではなく蕎麦を食べに来たのでそこはスルーして店内へ。今回はざるそば大盛りと、なめこおろしそばを頂きました。

 

  ざるそば(大盛り)

ざるそば(大盛り)

------ 蕎麦切り ------------------

生粉打ち灰白色。リップタッチは比較的ツルツルしています。

噛み始めて、まず蕎麦切りのコシと弾力の強さに驚かされます。蕎麦切りの太さは標準的なものですが、見た目以上の太さ感を感じさせます。

咀嚼を続けるとじわじわ芽生えてくる蕎麦の香りが立ち込め鼻腔へと駆け抜けます。蕎麦の種類・品種は確認していませんが、咀嚼して目を閉じてみると、広大な蕎麦畑でたわわに実った蕎麦が浮かんできます。また桐箪笥のような和の香りが強く感じられます。

------ 蕎麦つゆ ------------------

蕎麦つゆ

力強いかえしの味わいが目立つ蕎麦つゆです。出汁と組み合わされ十分な一体感もありますが、初口は醤油テイストのパンチ力に驚かされ、その後出汁風味が剣技を舞うような印象でした。一体感があるのにそれぞれの両個性が個別に目立つ、とても不思議な蕎麦つゆでした。味わいは濃口傾向で甘辛偏差値的には55程度のイメージです。

------ 薬味 ------------------

薬味

白葱、山葵、大根おろしの3種あります。白葱はやや細切りでシャキシャキ感に優れ、推し風味ながらも強烈すぎない程度の香りがありました。山葵は少量でもしっかりと辛さを感じさせますが、決してくどくなく、いやらしくなく、爽快な味わいと辛味の山葵だと言えます。大根おろしは風味はしっかり確保されている万人受けする辛味のおろしだったと思います。個人的にはかなり辛口の辛味大根が嬉しいのですが、老若男女広く安定的に食すにはこれぐらいが丁度いいのかもしれません。

------ 蕎麦湯 ------------------

蕎麦湯

蕎麦粉型と思しき蕎麦湯。乳白色で十分なとろみ感があり、蕎麦風味もふんだんに感じ取るができます。この蕎麦湯を特徴的な蕎麦つゆと合わせると、想像の3倍以上の喜びを感じ取ることができます。

 

  なめこおろしそば

なめこおろしそば

このお店の蕎麦はすべて生粉打ちで、おろし蕎麦の蕎麦切りについてもざるそばと同様の蕎麦切りです。

非常に食べやすい辛さ加減の大根おろしに、十分に味付けられたなめこ茸、白葱、少量の削り節をあわせて食します。なめこ茸以外の食材はここまでで体験済みのため味の想像はつきやすいのですが、やはりなめこ茸が合わさって感じられる喜びがどんどん加速されていっていたような気がします。シンプル構成なのに印象深い味わいのおろし蕎麦で、気がつけばノンストップでぐいぐい食べていました。

 

このお店はどうやら人気店のようですね。
ここまで来客数が多いのに困惑してしまいました。概ね人気店では、なぜ人気があるのかわからないくらい蕎麦がイマイチなことが多いですが、このお店はそれに該当しません。提供数も多いのに蕎麦全体のクオリティが下がらず逆に十分高いと感じます。このクオリティで多量の蕎麦が提供できるとは、このお店の店主・そば打ちさんの技術力とマネジメント力が非常に高いものだと思います。ただ、できれば空いてるときに来たいですが…

あと、こういった人気店ですので車での訪問は至難の業に近いかもしれません。店前に3台、店の真南側の駐車場(指定場所はすぐにわかります)に6台分駐車スペースがありますが、すぐに満車になります。

車で行くときは、相当早めにここに到着しておくべきでしょう。

 

 

「蕎麦がき屋」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店

 

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https://youtu.be/-ysExjyVzCw

 

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