【蕎麦探訪記 No.122】麺坊万作

大阪府河内長野市南花台4-13-2
訪問日:令和7年1月26日(日) 11:00
天 候:晴れ
気 温:7.0℃
湿 度:62%
URL:https://menboumansaku.com/
電 話:0721-63-6020
所在地:大阪府河内長野市南花台4-13-2
https://maps.app.goo.gl/enwwSoyoCRgA6C6i8
高橋邦弘氏率いる翁達磨一門、翁達磨の直系の店、「麺坊万作」さん。近畿圏には10(現在は9つ)ある翁達磨系列の店で、いか様にとってはその中でも4件目のお店となります。
駐車場にクルマを駐め、入口に向かうといきなり


蕎麦挽き小屋がありました。仕入れた蕎麦の実をここで自家製粉しているようですね。ちなみに手挽きではなく電動石臼挽きの自家製粉のようです。
さておき、写真撮ってないけど、開店前15分前ぐらいから急激に順番待ち状態になりまして(いか様はトップで待ってましたけど)、店の外壁に沿うように待ち客が並び始めて… 多分30人ぐらいは待ってたと思う。


しかし店内、席数が多めなので待たされることはなかったです。が、このあと一気に満席になってました。こっわー( ̄□ ̄;)!! てかこの混雑はなんなの?
ま、とりあえずカウンター席について、すぐ注文しないと…と思いました。これだけ混雑してると、注文急かないといつ出てくるやわからんしw

てかいきなり目が点に… ここって翁達磨系の蕎麦店よね?うどんもある翁達磨て珍しい… てか翁直系でうどん出す店って他にないと思うけど、どうなんだろこれ? えーちょっとびっくり!ありえない。蕎麦店じゃご法度と思えるカレー系まであるしw 丼ものやセットメニューなんかもやたら多いし、ちょっとこれ、もう翁直系の店とは言えないですよね。大衆迎合しすぎた田舎の定食屋のレベルですな。
かなり残念な思いをしながら、まあ翁の看板の店だし蕎麦だけは間違いはないだろうってことで、このお店のデフォルトと思しき二八の大と、鴨ざるを頂くことにします。

しかし… なんか複雑(^^ゞ
| 大二八 |

------ 蕎麦切り ------------------

茨城県の蕎麦だそうです。常陸秋そば?でしょうか。
メニュー名の通り丸抜き二八で星飛びは殆ど無し。綺麗な灰白色です。細切りではないですが、何となくやや細めのカットのように見えました。水切りは若干多めに水分が残っていますが、空調のせいか水分の乾燥も早いです。提供されたらすぐに食べないといけませんね。
口当たりはツルツルと唇を通過します。咀嚼をすると程よくコシが締まった歯ごたえを感じます。しばらくすると香りが立ち込め始めますが、蕎麦の香りは微細ながらもじんわり鼻へ抜けていきます。同時に小麦粉の風味も感じられます。がっつり二八で良い感じです。
咀嚼を続けるとじわじわと甘みが出てきます。これがまた蕎麦つゆと相性がよい。このあたりが翁を感じさせます。
風味、食感、味わいともに都会風な、まさに翁の蕎麦ですね。
蕎麦は、確かに翁を感じたよ(´_ゝ`)
------ 蕎麦つゆ ------------------

引き締まったかえしの感覚と鰹出汁が見事に融合した一体感に優れる蕎麦つゆです。
シャープな塩梅ですが下品じゃない。とくにかえしから感じる高級感のある醤油風味と、出汁から感じる鰹の酸味がとても高級感を感じさせます。そして良く寝かされた感を感じる優秀な蕎麦つゆであると感じました。
これもやはり翁の感覚です。
------ 薬味 ----------------------

白葱、山葵、辛味大根の3種。
白葱は香り控えめシャキシャキ食感で、蕎麦切りの風味を負かさない名脇役を演じていました。
山葵も同様にピリッとしつつも決して辛すぎず、非常に洗練されたお洒落な辛味でした。いい山葵です。
辛味大根もやはり同様、大根風味を現しつつも辛味は控えめ。名脇役です。
3種も薬味を取り揃えながら、どれも蕎麦切りの風味を邪魔しない見事な薬味達です。
これも確かに翁を感じましたね。
------ 蕎麦湯 --------------------

ストレート型蕎麦湯で好感度は高いです。やや白濁とはしていますがライトな見た目です。
蕎麦つゆの中に蕎麦湯を放り込んで口にすると、蕎麦切りだけで食べた時よりもやや強く蕎麦風味を感じとることが出来ます。そして蕎麦つゆとの相性抜群で、濃さ加減の調整は必要ですがいつまでも飲み続けられる気にさせる感覚になります。
ここまで、すべて翁でした。
ひとまず蕎麦の基盤は見失われていませんでした。
| かもざる |

------ 蕎麦切り ------------------

こちらは滋賀県産の蕎麦の丸抜き二八です。メインの二八と産地品種を変えている拘りなんですね。ちなみに大二八と鴨ざるに使われていた蕎麦は、産地は確認したものの品種までは確認していません。あとあとになってしとくべきだったかな、と反省しています。だって滋賀県でも常陸秋そばは栽培されてますからね…
だったら大二八の蕎麦は常陸秋そばのはずですが、それならわざわざ「茨城県産」とは言わないでしょう。でももしかして、かもざる用の蕎麦は確かに「滋賀県産」と店員さん言ってたので、同じ常陸秋そばでも「茨城県産」と「滋賀県産」をわざわざ分けて言うのも、同じ品種でも産地が違うことを言いたかったんでしょうかね。確かに産地は異なりますが、翁達磨の(多分)デフォルトは常陸秋そばなので、理には叶ってます。うーんこだわり過ぎかなボク?
さてこの蕎麦切り、大二八の蕎麦と比べてその差は実際殆どわかりませんでした。逆に言うと両者均一的で製品に仕立て上げられているということなのでしょうか。このことを考えても、産地の微妙な差異までは感じ取ることはできませんでしたが、やはり「常陸秋そば」だということなのでしょう…
なお誤解のないように改めて言いますと、大二八同様十分満足したことは確かです。
そうそう、翁はそこにいましたよ。
------ 鴨汁 ----------------------

そうそう、注文前にメニューを見て「鴨ざる1100円」と書いてあったので、え、これって鴨汁のこと?安すぎない!?と目を疑ったので、あえて店員さんに「これってどんな蕎麦なんですか?」と尋ねて説明を聞いてみると、まさに鴨汁蕎麦。驚きました、鴨汁蕎麦がこんなに安価でいいの?と注文前から嬉しい喜びを感じました。
その鴨汁ですが、鴨肉3片と長葱3片が浮かんでいました。他店と比べて若干内包量が少ないのですね、これなら安価な理由も分かります。安価なのは鴨肉の量の問題なのですが、食すにはある意味ちょうどよい量加減かもしれません。よくある鴨汁は結構量が多く、つゆを持て余すことも多いので…(とか言いつついつも、いつも汁一滴残さず全部平らげますがw)
味わいですが、まず蕎麦つゆ同様シャープな醤油、というかかえしの塩梅です。比較的甘みは少ない印象です。しかし鴨の脂と葱風味が加わり、トータルまろやかな印象です。存在感強い印象です。鴨肉は弾力と歯ごたえに富み、しっかり噛んで、噛んで、かみ続けていくうちにじわじわと脂身のいい味が生まれてきます。とても幸せな瞬間でした。長葱はザクザクッと噛み砕く。鴨肉と長葱の対照的な食感がとても素晴らしいです。
今日の麺坊万作の印象としては、
- 蕎麦自体は翁達磨の哲学が「ちゃんと」残っていた
- 鴨汁の値段の安さに驚いた(メニューにあったことにも驚いた)
- 翁達磨なのにうどんメニューがっつりある
- メニューが豊富にありすぎる
- 店が大衆迎合しすぎている
- 商売っ気ミエミエ
- 客層に違和感を覚える
- 口コミサイト系の口コミ数がやたら多い
- 注文受けミスされるも危うくそのままスルーされそうになる
蕎麦はいいのにこれじゃなぁ…
ほぼ俗物店┐(´Д`)┌
よって評価はぐっと下がります。蕎麦だけなら☆7以上。店トータル評価は俗っぽさ見え過ぎてて胃が悪くなりそうなため☆5でも十分。☆5でも多いぐらいです。ま、自宅近所にこういう店あればカジュアル使いで通ってもいいけど、遠方からわざわざこの店にはいかないですね。
繰り返しますが蕎麦だけは本当によかったです。しかしわざわざクルマ乗って、時間かけてこの店に何度も行くことはありえません。蕎麦探訪記No.119に近い感じでしたが、蕎麦だけは魂残してくれていたのが幸いです。
では駐車事情のお話です。
店前に計12台分駐車場があります(お店公式は10台と記載)。12台分のうち2台分は軽自動車専用っぽかったですけどね。
店舗北側の駐車場↓

全9台分駐車スペースあり。
で、こっちも店舗北側↓なんだけど、

↑「P」の看板下2台分が軽自動車専用っぽいです。
で、

こっちは店入口前。3台分駐車可能です。
これだけあれば普通駐車難民にはならないと思いますが、なんせ(不思議なことに)人気店なのでクルマでご来場の方は結構多いです。ので、お店には早めに行かれることを推奨します。ちなみに土地柄、店付近にコインパーキングはありません。この辺の事情をご念頭にお置きください。
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| 主観的・直感的・総括的な店の評価 | |
| 店 名 | 麺坊万作 |
| 評 価 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
| 解 説 | カジュアル普段使いの蕎麦店 |
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リンク
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