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ikasamaTVのブログ

このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.059】石挽そば 丸中

訪問日:令和3年4月3日(2回目)
天 候:晴れ
気 温:19℃
湿 度:52%
URL:https://awajisoba.com/
電 話:0799-62-1650
所在地:兵庫県淡路市志筑3112−44

https://goo.gl/maps/eCDctWPmHTnqHa3F9

 

今日は愛車でアワイチ(淡路島一周ツーリング)。淡路島にやってきました。今回のアワイチの様子はまた後日記事にします。

アワイチの途中で、昼ごはんにこの季節から旬になる生のしらすを使った「生しらす丼」

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サンプル画像

を食べようと思い事前にヤフーでググってリサーチ。時間の兼ね合いで正午付近の時間を避けそれより早めの時間に通過するエリア付近で生しらす丼の提供がある店を探す、という寸法で。で、見つけたのが偶然にも以前立ち寄ったことのある蕎麦店「石挽そば 丸中」さんでした。季節によるけど生しらす丼あったんだここ…\(^o^)/

ちなみに以前のこのお店の訪問は平成31年(2019年)4月。ちょうど2年前ですね。その時はいつも行ってる淡路島のネコキャンプ場ではなく、ウェルネスパーク五色のキャンプ場へ行く前に立ち寄っていました。このパターンって前回の蕎麦店さん訪問の際と同じパターンですね(^^ゞ

 

では本題に。

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店の入口前は駐車場になっています。

店内へ行きましょう。

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テーブル・お座敷スタイルが基本のようですが、カウンター席もあります。2階には宴会用のお座敷があるそうです。

本日の入店は開店時間の11時。お客さんは他に誰もいませんので、女将さん(この人がまた若くてキュートな女性で…にテーブル席を案内してもらいました。

このお店はメニュー豊富で、蕎麦関係も種類豊富ながら丼モノ、定食モノ、御膳モノを数多く準備されています。あそうそう、そもそも蕎麦についてはお店のこだわり・ポリシーが明確で蕎麦のクオリティは当然の基本の如く確保されています。ちなみにこのお店のこだわりについては、リンク先のものと同じものが店内にも掲示されていました。

 

さて、今回2品注文しました。まあだいたいのいつものパターンですw

● 十割ざるそば

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《蕎麦切り》

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蕎麦の産地や素性等については未確認です。m(_ _)m
見た目は珍しい平切りカットでレクタングルフェイス。口当たり重視な印象です。まずは「裸の蕎麦切り」を口に運びます。初口の蕎麦の香りは微細でしたが、咀嚼を続けると徐々に仄かに香りが立ち始め、同時に蕎麦独特の甘みが口に広がっていく印象です。ファーストインパクトは緩やかですが食べていくうちに蕎麦風味が漂う、そんな印象です。

噛むとモチモチした食感で、心地よい歯応えと舌触りが非常に好印象です。強烈に強い弾力感というわけではなく、程よい弾力感がありました。総じて安定的優秀な蕎麦切りであるという印象を覚えました。

《蕎麦つゆ》

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やや甘めのかえしで、鰹風味が程よい個性的な蕎麦つゆです。やや甘口でくどさが残るかな?と思いましたが、他店と比較して、甘めでありながらも蕎麦つゆのかえしの濃度が少し薄めに抑えられているため、結局最後までくどさを感じることはありませんでした。一言でいうと、「喉越しの良い蕎麦つゆ」でしょう。

やや甘口の蕎麦つゆでこれ程良い印象を持った覚えは過去あまりありません。この店の蕎麦つゆは非常に興味深い個性的なものでした。

《薬味》

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青葱、山葵、大根の3種があります。薬味が3種あるのは嬉しいですね(^^) 個人的基本的には蕎麦切りを食べる時に薬味は使わない派なんですが、それでも3種出てくるとなんか得した気になりますw

3種ともそれぞれの個性がふんだんに現れており、青葱はその特有の香りが強く、大根おろしはこれも特有の風味が強く、山葵に至っては非常に爽やかな風味を漂わせながらも引き締まった辛味が非常に好印象です。

通常、風味の強い薬味は蕎麦切りと合わせにくいものですが、この店の薬味、というより薬味と蕎麦つゆ、蕎麦切りの三位一体で食すに見事な薬味であると言えます。

今回は蕎麦つゆの特性と蕎麦切りの素性にマッチすると思い、薬味を使わさせて頂きました。やはり思ったとおりぴったりマッチでした\(^o^)/

《蕎麦湯》

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ストレート型の蕎麦湯で他の混じり気はありません。蕎麦湯の基本スタイルであり、始まりでもあり終わりでもあります。開店直後の訪問のため、このタイプの蕎麦湯には蕎麦の香りは発ちません。これは仕方の無いことです。しかしそれでも、蕎麦の香りが少し残る「蕎麦湯」を感じさせるものでした。また蕎麦つゆと合わせて飲むには、蕎麦つゆ自体がやや薄口となっているので、蕎麦湯の投入量は少なめの方が蕎麦つゆとマッチします。

目を閉じて飲むと、なぜか不思議と淡路島の情景が浮かんできます。まあこれは旅行者の感情と情景がそうさせるのでしょうけど、それでも個人がこうやって何かしらの癒やしを感じるのであれば、それはそれで魂の入った蕎麦湯がそうさせただけに過ぎません。

 

● 鴨汁ざる

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《蕎麦切り》

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こちらも平切りレクタングルフェイスですが、蕎麦は温汁を通すため二八を選択しました。ちなみに選択可能なら、いつもそうやってます。

《鴨汁》

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鴨汁は濃厚過ぎない塩梅である意味程よい。鴨肉が4枚入っており、これだけでも十分楽しめる。

二八の蕎麦切りを程よく濃厚な鴨汁に通す。そしてズズズッと口の中に啜り込む。初口はさっと潜らせただけだったので、味わいはさっぱりしたものでした。しっかりと鴨汁の味を蕎麦切りに絡めさせたいのであれば、十分に蕎麦切りを沈めて汁を絡めてやります。そして鴨肉とともに口の中へ。そうすると「おお~っ!」となります。(^^)

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蕎麦切りを十分に沈めて絡み合わせても、二八なので腰砕けはありません。蕎麦切りの食感をしっかりと残したまま鴨汁とのコラボレーションが楽しめます。そもそもドぎつく濃厚じゃないので、飲み込むまで抵抗感なく頂けます。そうですね、一言で言えば、「カジュアルな鴨汁蕎麦」でしょうか。この言葉が一番しっくりきます。(^^)

 

今回で2回目の訪問となったこのお店。冒頭でもお伝えしたようにちょうど2年前にこのお店に来ましたが、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが味は全く変わっていません。それは「いつ来ても安定の味」ということを表しています。つまりお店の味が明確に確立されているということですね。試行錯誤の延長線上に味が右往左往しているお店をたまに見かけますが、このお店ではそんなことは一切ありません。それは複数回「蕎麦」を食べる目的で来た者が言うんだから間違いはありません。(と思うw)

 

あれ?

なにかお忘れじゃ…

 

さっき、『「蕎麦」を食べる目的で来た』って言いましたが、えー違うやん。今日の一番の目的は

生しらす

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だからサンプルだってば(^^ゞ

じゃなかったっけ?( ̄_ ̄)?

 

はい、ありませんでしたw

何でも今日の来訪がほんの少しだけ早かったみたいで… 今日は生しらすがお店に入っていないんだって。来週なら…m(_ _)mと言われてしまい… そりゃないものは仕方がない。生しらす丼はまた別の機会にしましょう。

しかし今日、このお店にしておいてやっぱりよかった。「もし万が一生しらすに出会えなくても、最低でも蕎麦だけは食べれる!」と思って考え抜いて選んだのがこのお店だもの。ステキな蕎麦だけは堪能できたしそれはよかった(^^)v

 

このお店の駐車事情ですが駐車スペースは豊富にあり、店の前に4台分と、店の真東側に約10台分スペースがあります。

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結構駐車できるんですが、お昼前後は相当他のお客さんが集まってくるのと、ここは淡路島なので大体皆さんの移動の足はクルマです。ので、駐車場はすぐに満杯になっちゃいます。このお店に行くときは、なるべく早目の時間に行かれることをオススメします。

 

さ、店出てアワイチに復帰しましょう。

ではでは!\(^o^)/

 

https://youtu.be/GTniwc1G9Dc

 

「石挽そば 丸中」主観的評価

★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

 

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