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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.115】本家出石皿蕎麦よしむら

本家出石皿蕎麦よしむら
兵庫県豊岡市出石町宵田22

訪問日:令和5年12月11日(日) 12:10
天 候:曇り
気 温:15℃
湿 度:64%
URL:https://www.instagram.com/izushisoba_yoshimura/
電 話:0796-52-2244
所在地:兵庫県豊岡市出石町宵田22

https://maps.app.goo.gl/U1sPuScQVpTZiyYA8

 

来ましたー出石町!関西の一大蕎麦処の出石町!日本の代表的な蕎麦アミューズメントパークの出石町!\(^o^)/

参考画像(フリー画像):出石町の街並
こっちはいか様撮影分

自宅からはクルマで二時間半ぐらいと結構時間がかかるんですが、ここは定期的に来る、というより来たくなってしまう魅惑の場所。これまで指折り数えてみると、蕎麦探訪上は今回行く店も合わせて8店舗に行って延べ15回来ていたことになってました。蕎麦探訪をはじめるずっと前の、まだどの店に行ったのかも殆ど覚えてないような学生時代からの思い出も通算すると、この30年来で恐らくこの地には25回ぐらいは訪れているはずです。ほぼいか様の庭化してますw

ちょっとエピソード話になりますが、実は今からおよそ3年前の令和2年11月23日に「出石手打ち皿そば左京」さんという素晴らしいお店に訪問していて、もしちゃんと記録していたのならば蕎麦探訪記No.80(公式的にはNo.80は「手打ち蕎麦処龍玄庵」さんになっています)として記録されていたはずだったんですが、実はこの時非常に不愉快な状況になって… 左京さんのことじゃないですよ、原因は当日隣り合わせた客が

とんでもない団体DQNでねぇ、男女10人ぐらいいたかな確か?当時コロナ禍でしたが確か緊急事態宣言かまん延防止等重点措置のどちらかが開けた後だったと思いますが、開けたと言ってもコロナ禍はコロナ禍なのでそれはそれ、普通は当時取っていた最善の対策をもって飲食店に行くわけなんですが、まあそのDQN連中は店内で大声で叫び合うわ笑い合うわ唾飛ばしまくるわ… い、いやマジか…💧ってくらい大騒ぎしてて。いか様及び他のお客さん(顔見てたら歪んでた(^^ゞ)も相当気分の悪い思いをしていて、いか様に至ってはDQNの真横にいたのでもういつキレても不思議じゃないぐらいでしたが、幸いギリギリのところで左京の店員さんが「おめーら喧しいクソが!」とは言ってませんよ笑 心底はそうだったかもしれませんが実際は、

「貼紙にも書いてありますが、店内で大声は出さないでください。他のお客様のご迷惑になりますので御理解下さい。」

と言ってDQNどもを窘めていらっしゃいました。その後団体DQNはシュンとして静かになりましたが、この時の左京さんの対応は本当に素晴らしかった。こういう場合にちゃんと悪客を嗜めることができるんだなあって思いましたね。こんな店なら信頼できる!次もまた来ようと思いましたその時(^^) こういう場合って案外客を窘めない店って多いですからね。そんな中でしっかりと言うべきは言う、嗜めるべきは嗜める、を実行されたのが左京さんです。
ただ、まあこのような状況だったんでいか様の気分はサイテー。皿そば楽しく食べてその姿動画に撮って…と思ってカメラ回してましたけど、蕎麦は美味く食べれなくなるし怒りは込み上げて来るわで途中で撮影やめました。肝心の楽しんで食べるはずの蕎麦もDQNのおかげで美味しくなくなったので、これはもう、記録しちゃいかんなぁ…と思って蕎麦探訪の中に入れないことにしました。きっとまたこのお店に来ることを誓って、その時に改めてちゃんと蕎麦食べて記録したいなあと…😊

こんなエピソードもありつつ、今回はそんな出石町皿そば店群の中でもお初になる訪問で、「本家出石皿蕎麦よしむら」さんというお店にやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいこら💢

左京さんちゃうんかいщ( ̄∀ ̄)ш
だったらエピソード話いらんがなw

い、いや今回ちょっとした事情があってですね💦まあ何でかは言えないんですけど、今回はよしむらさんに行くことが予め決まっていたんです。そんな訳でして…
左京さんは、次回の出石町訪問で必ず行きたいと思います。左京さんは左京さんで、きちんと食べ直したいですから。

 

ささ、本題のよしむらさんの話のはじまりはじまり~🤣

曇天の平日に訪問しました。店の到着時刻は11:20ぐらいだったかと思います。休日は混み合うお店のようですが本日は並ばずスッと入店することができました。よしむらさんは禁門の変ののちに桂小五郎が一時潜伏していた場所らしいです。今は当時の建物や名残等は一切残っていませんが、そういう御由緒があることに思いを馳せて現代のまさに今、この店で蕎麦を食べるというのもまたオツなものです。

お店の中はこんな感じで、

テーブル席のほかに炬燵の席があります。これって冬季だけなのかしら?まあそりゃ冬季だけでしょうね、夏季に炬燵は流石に使わないでしょう(^^ゞ 炬燵は掘り炬燵なので冬季以外は普通に座敷席のイメージですねきっと。でもって今日はそんなに寒くは無かったんですが、せっかくだしムードもあるしなんか憩えそうかなと思って

この炬燵席に座らせて頂きました。いか様自身は究極の暑がりなので別に炬燵でなくてもよかったんですが、同行者(今回は母ちゃんじゃなく知人さんです)が寒がりなので、炬燵席は大喜びだったようです。ちなみにいか様は、炬燵の暖気でポカポカ…を通り越して汗だくになって皿そば啜ってましたけどw

さてボチボチメニュー見て…

も何も、出石町に来る最大の理由は皿そばを存分に食べることなので、今回も存分に皿そばを堪能したいと思います。でも皿そば以外にも色々とメニューを取り揃えていらっしゃるようですね。出石町の蕎麦店群は皿そばをメインに、あとはお酒と蕎麦前だけみたいな店が基本なのですが、なんせ界隈40軒ぐらいの蕎麦店があるので実はメニューもそれぞれの店で少しずつ皿そば以外のメニューがあるのも事実です。皿そばを食べに来るのが目的で来た場合、こういった感じで複数の蕎麦メニューがあると一瞬悩んじゃいますけどね(^^ゞ

でもってやっぱり迷わず皿そば注文ですわw
さて今日は何枚食べれるかな…

 

  皿そば
皿そば

------ 蕎麦切り ------------------

出石で皿そばを食すのは味云々ではなくレクリエーション感覚で楽しむのを前提と考えていますので、あれこれ言うのは無粋とは思いながらも一定の評価をしたいと思います。

店で使用されている蕎麦の産地品種等の素性は未確認ですが、蕎麦は丸抜きの手打ち二八となっています。灰白色で星飛は微量にあり、エッジが立つソリッドな印象です。水切りはササッとされているような印象ですが、しっかりと水分はカットされていました。口当たりはツルツル良好で、口に入れて噛み始めると二八ならではのコシの強さと歯を弾き返すような反力に富んだ食感でした。風味・香りは仄かですが咀嚼を続けていくとふんわり香りが立ってくるような印象です。つなぎの小麦粉の風味も感じ取ることができました。

皿そばなので一皿上に概ね3口程度の蕎麦切りが乗っていますが、ツルツルして歯応えのある蕎麦切りを蕎麦つゆや薬味と合わせて食していけば一瞬のうちに蕎麦切りはなくなります。もちろんしっかり噛んで飲み込むことが健全な食事としての一般論ですが、こういった蕎麦とオプションのおかげで喉越しを楽しむ食し方が皿そば食としてはマッチしているかと考えます。ただ、10皿20皿と食す方については、しっかりと噛んで食べる方がよろしいでしょう。でないとお腹壊しますよw

------ 蕎麦つゆ ------------------

やや甘口寄りの塩梅で鰹出汁の風味が非常に強い印象です。そして特徴的だったのはかえしが薄口、というかすっきり淡麗な飲み口のため次から次へと口の中に入っていく印象でした。デフォルトで多量の蕎麦つゆが頂けるのも納得できます。

皿そばを多く食す場合には、この塩梅・味わいはベストだと考えます。

------ 薬味 ----------------------

青葱と山葵、とろろ芋と鶏卵の四種あります。出石皿そばはこのスタイルがデフォルトです、どの店に行っても。

青葱は採れたて感豊富。瑞々しく青々としており、香り豊かでシャキシャキ食感も抜群です。山葵は案外刺激的な辛さで、色々と薬味を付加して食す皿そばの食べ方の中でも良きアクセントとなります。とろろ芋は程よくトロトロで風味も抜群です。皿そばの蕎麦切りとのマッチングは絶妙です。個人的見解で恐縮ですがこのとろろ芋が薬味の中で最も蕎麦切りとマッチしていると感じます。鶏卵についてはご想像通りだと思いますが、味変の最高位にあると思います。黄身の濃厚なコクと白身のねっとり感が蕎麦切りに絡み合い、この上ない喜びを与えてくれます。

------ 蕎麦湯 --------------------

他店では蕎麦湯差し等の容器に入れられて蕎麦湯が提供されますが、よしむらさんではこの画像のようにこのままのスタイルで蕎麦湯が提供されます。お洒落な提供方法ですね。

ストレート型蕎麦湯で白濁色でややとろみ感があり、蕎麦風味が強く現れていました。蕎麦湯単体で飲んでみればわかりますが、非常に素直で実直、素朴な印象を受けます。蕎麦湯の基本はこれだ!と思えるような…

この蕎麦湯を蕎麦つゆと合わせますと喜びが3倍になる印象です。薬味の残りをこの中に入れ、色々な風味を蕎麦湯とともに味わいます。これまで食べてきた皿そばの余韻をこの蕎麦湯でまろやかに纏め上げ… まさに優秀な〆の一品です。

 

さて、今回はぴったり20枚頂きました。

若い頃はこの倍とは言いませんが近いあたりの枚数を食べたものです。しかしこれだけ食せるのも、蕎麦切り、蕎麦つゆ、薬味のアミューズメント性に加え打ち手さんの蕎麦打ちの技量の高さの証明があるからでありましょう。ところでいか様って今何歳やのん?と考えるのは無粋ですのでやめてください🤣🤣🤣

流行りや人気の程度、なんか著名なタイヤメーカーの食権威の影響で出石皿そばを食していけば、このお店とはきっと巡り会うことは出来ません。よしむらさんでは質実剛健の本質的な出石皿そばが堪能できます。出石に行かれる方は界隈での店選びも大変かと思いますが、店探しの上でこのレビューが参考になれば幸いです。


では恒例の駐車事情のお話をしてこの記事を締めくくります。

店前真正面に当店専用の5台分の駐車スペースがあります。

令和5年12月11日時点では駐車場横の建物の改装工事の影響でこのスペースに駐車するのをためらう状況になってましたが、あと1ヶ月もしないうちにまたスッと駐車することはできるでしょう。但し休日は混み合うため駐車困難(開店時刻付近の訪問なら駐車問題なし)になることが予想されるので気をつけてください。運が良ければ駐車できるが、休日ははじめから公共駐車場に駐車することを推奨します。

出石町に来る場合は、ハナから公共駐車場にクルマを駐めることを断然オススメします。界隈にはいくつか駐車場はありますが、次にお知らせする2つの駐車場さえ知っておけば全く問題はありません。

① 大手前駐車場

https://maps.app.goo.gl/JTRp7ixMqkEJTeFp7

こちらは平日休日関係なく駐車可能です。

② 出石庁舎南駐車場

https://maps.app.goo.gl/U7SXEAvQgDHC1FXS7

こちらはお役所の駐車場になりますが、土日祝や大型連休の際は一般車両の駐車が可能で大手前駐車場よりも料金は安いです。改めて言いますと、この駐車場は平日は駐車できませんのでご注意ください。

どの蕎麦店に行こうが、蕎麦だけでなく出石町内の散策やお土産店巡り、出石城見学など観光要素が含まれる訪問ならこの2箇所の駐車場に駐めるのが絶対にいいです。でないと後々後悔することになります… ちなみに繁忙期でもこの2箇所の駐車場でほぼ駐車できますのでご安心ください。蕎麦だけならお店によっては自前の駐車場を用意していたりすることもあるので、そういった場合は個別に駐車場の有無を自力で探すことになると思います。

よき出石皿そば、よき出石観光を!\(^o^)/

 

 

 

「本家出石皿蕎麦よしむら」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

 


https://youtu.be/cD8-nUQjL5U

 

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