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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.116】石臼挽き手打ちそば蕎麦人

石臼挽き手打ちそば蕎麦人
京都府相楽郡精華町光台4-45-10

訪問日:令和6年1月20日(土) 10:50
天 候:曇り時々雨
気 温:9℃
湿 度:83%
URL:https://www.facebook.com/sobajin/
電 話:0774-94-5332
所在地:京都府相楽郡精華町光台4-45-10

https://maps.app.goo.gl/JPR3b7RFdmXpSG7S9

 

いか様の実家付近で蕎麦店を探していて見つけたお店です。

というより「蕎麦人」という屋号、最近どこかで見た覚えがあるな…と思ってよく考えてみたら、以前滋賀県信楽の「玄庵のぶ」さんの蕎麦探訪記事作ってた時に知った、江戸東京そばの会を紹介した記事の中にありましたw で、色々ウェブで調べてみたら店主さんは当会プロコースのご出身なんですって。江戸東京そばの会の卒業生さんは令和6年1月22日時点の当会webに記載があるリストを確認すると、日本・海外ふくめ159店舗開業されているようで、うち近畿圏では16店舗開業されているようです。白帆さん、玄庵のぶさんに続き今回で江戸東京そばの会関係3軒目の訪問となりますね。

当会ではどんな理念をもって、どのようなことを指導されているのか詳細はわかりませんが、少なくとも江戸東京そば、という文言から想像できる江戸そばの文化や雰囲気あたりは根底にあるんじゃないのかな… という思いと期待をもって蕎麦人さんを体験してみます。

では暖簾をくぐってみましょう。
住宅地にあるお店ですが、ファサードは小洒落た印象です。黄色いのれんが目を引きますね。

黄色いのれんと言えば蕎麦探訪記No.056、奈良県宇陀郡曽爾村にある

黄色いのれん(新宅本店)
奈良県宇陀郡曽爾村

「黄色いのれん」さんを思い出しました。のれんが黄色い、というつながりだけのお話でした。はい。

ではお店の中へ。

店内に入るとすぐ目に飛び込んでくるのがこの石臼と、窓ガラス越しに見える蕎麦打ち場。まさに石臼挽き手打ちの視覚的証明(^^)

そして客席の様子はこんな感じです。

テーブル席は8人掛け×1、座敷席は4人席×3、カウンター席は6人分で合計26人分の席があります。今日も我が母ちゃん同行なので、今回もテーブル席を利用させて頂きます。

カウンター席に2名様ご着席ですが、いか様は10:50にお店到着(開店時刻は11:00です)しましたが既にこの2名様がお待ちになっていらっしゃいました。いか様的にいつもは一番乗りでお店訪問するスタイルなのですが、ここ最近のいか様の訪問時はずっと2番目以降が続いてます。一番乗りっていつ以来だろうか… 多分太郎右衛門さんに行った時よりあとはずっと一番乗りじゃない💧半年はこんな状態です。

…で、余談はさておきさっそく注文しましょう。
お店に入ったときに目に飛び込んできたこの情報(↓写真左側)によると、今日は丸岡在来を玄挽きで、音威子府が丸抜きで頂けそうです。なんとまあ幸運というか贅沢というか… これは期待が高まって仕方ありません。

ちなみに蕎麦人さんでは蕎麦の取り扱い・仕入れ内容は時期によって変わるそうです。今回は個人的観点ながら大当たりと言っていいでしょう!\(^o^)/ 他の産地品種の蕎麦にはどんなものがあるのか気になりますが、まあ、再訪すればわかることですね。できれば前もって知りたいところですが…

で、注文w

前述の通り、音威子府産の丸抜き、丸岡産の玄挽きの順番で注文しました。今回は朝食をちょっと食べすぎて大盛りがお腹に入んない😂 両方とも並盛で注文しました。ちなみに母ちゃんは音威子府の丸抜きの天ざるご注文です。冷そば注文とは珍しい…

他のメニューもみると、温冷あわせてだいたい定番のメニューが取り揃えられています。鴨汁食べたい… けど今日はお腹パンパンでやっぱり無理~🤣

というわけであっさりと鴨汁は諦めて(ってそれでもそば2枚とかw)、蕎麦茶と蕎麦あられつまみながら、まずは音威子府が出てくるの待ちましょう。

恐らく変則的3たてのお店なのか、注文してから約15分ぐらいで出てきました。じゃーいっくよー!\(^o^)/

 

  ざるそば(音威子府産丸抜き)

ざるそば(音威子府産丸抜き)

------ 蕎麦切り ------------------

灰白色で水切り加減もベスト。星飛びは殆どありません。リップタッチはツルッとして唇が喜んでいます。咀嚼を始めると途端に研ぎ澄まされた豊穣感のある香りが強く立ち込めます。さすが音威子府の蕎麦…もう単純にすごいと言わざるを得ません。ちなみに蕎麦人さんの蕎麦は全て生粉打ちの取り扱いで、生粉打ちなのでモッチリ感豊富ですがコシ・弾力は弱め。そして華麗な甘みが感じられます。噛めば噛むほど滲み出る香りと甘み、もっちり感を堪能した後はぐいっと飲み込むことも楽しみます。

ああ、本当に素晴らしい蕎麦だわ…💕

------ 蕎麦つゆ ------------------

濃厚辛口の所謂関東風。これかな、江戸東京そばの雰囲気って。そしてなんとなく酸味感がありますが、これはかえしから来ているのか出汁から来ているのか…多分かえしから、かな。またかえしからは、醤油というか若干の大豆の素材感も感じられました。ともかく仄かに感じる酸味感は舌を喜ばせます。かえしと出汁はまとまりがあり、どちらの風味が目立っているわけでもなく一体感のあるひとつの液体のような印象です。十分寝かされていることがわかりますね。

------ 薬味 ----------------------

青葱、おろし、山葵の三種。
全者共通点として、風味香りが控えめで見事なまでに蕎麦切りの名脇役を演じていました。

青葱は仄かに香り、いくらか噛むとフレッシュな風味がフワッと香り立ちます。おろしは非常に微細な大根の香りがあり、とても瑞々しい。山葵は香り・辛味共に控えめでとても口にしやすいテイストでした。辛さ度合いは低く、辛味が苦手な人でも安心して口にすることができるでしょう。

------ 蕎麦湯 --------------------

白濁としたストレート型蕎麦湯。今日は開店直後のお店訪問でしたが開店直後でも蕎麦風味がしっかり溶け込み、非常に柔らかく温かみのある口当たり。蕎麦つゆに入れると、ソリッドな印象だった蕎麦つゆが180°入れ替わるぐらいまろやかに優しくなります。蕎麦食の理想的な〆の役割を十分に果たしていました。

そば猪口の器に厚みがありアッツアツの蕎麦湯が冷めにくかったため、しばしホットな蕎麦湯が頂けました。

 

  ざるそば(丸岡産玄挽き)

ざるそば(丸岡産玄挽き)

------ 蕎麦切り ------------------

続きまして丸岡産の玄挽きです。
以下、音威子府の丸抜きと印象が異なる部分だけ説明します。

焦げ茶色に近い色合いで星飛びは豊富にあります。カメラのホワイトバランス修正が入ってるのか、この写真の見た目以上に焦げ茶色感がありました。リップタッチは少しざらつき感が増え、如何にも玄挽き生粉打ちの雰囲気を感じさせます。咀嚼すると野生感踊る強い蕎麦風味が口腔内に立ち込め、目を閉じると、蕎麦が育っている土壌・畑の様子や秋の夕暮れの収穫を彷彿させました。そして甘みも強く感じられます。流石丸岡の蕎麦…すごい、と一言口から漏れてきます。

------ 蕎麦つゆ ------------------

上記同様ですが、写真だけ掲載しておきます。

------ 薬味 ----------------------

上記同様ですが、写真だけ掲載しておきます。

------ 蕎麦湯 --------------------

上記同様ですが、写真だけ掲載しておきます。

 

とにかく今日はいい蕎麦に当たったことが本当に幸せ💕訪問時期的にも比較的新蕎麦ってこともあって品質状態はハイレベルでした。しかも自店で蕎麦の実を挽いて手打ちだし実質3たてだもんね。条件的にもこの上ない。いやあ、今日は本当に満足できました\(^o^)/ できれば今後、お店のFacebook等で取り扱われる蕎麦の品種産地を情報提供して頂ければこの上ない喜びになりそうです。確認してお店に行けますもんね😄

ちなみに今回、蕎麦だけは申し分なしの8/10(★8)評価なんですが、唯一ちょっと疑問に思ったのが価格。ざるそば並1人前で1,150円、大盛りにすると+550円。これはちょっと高価すぎるかな。大盛りだと計1,700円ですもんね。お店の事情や仕入れ量だとか人件費だとか色々加味しての価格設定かと思いますが、平均感覚的な相場感で言えば、ざるそば大盛り一人前で1,100~1,300円ぐらいじゃないでしょうか。ここ最近は物価高騰でいろんなものの値段が上昇してますが、それでも1,700円は高価だと思うな。

価格のことは気になりますが、とにかく蕎麦は納得の味だったし再訪確定のお店となりました。問題はいつ再訪するか…ですね。過去から再訪確定、って言葉をよく使いますが、実際新規訪問店を優先してるので再訪ってなかなか難しくって…訪問するための好条件が揃えばいいんですが💧まあそういう気持ちだ、ってことだけご理解くださいませm(_ _)m

 

では恒例の駐車事情のお話です。

蕎麦人さんには店舗敷地内に6台分の駐車スペースがあります。

店舗敷地内駐車場

少し狭目の駐車のなので、可能なら道路より後退進入駐車が理想的なことと、先着順からマナーよく奥側から駐車すべきでしょう。でも今回ちょっと不思議だったのは、↑の写真は訪問直後に撮影したものですが、訪問直後はいか様含め2組しか客はいなかったはずなのに、上の写真から察するにクルマは3台駐車しています。あれれ( ̄_ ̄)?なんでなんでしょう…あんまり気にしないほうがいいかな?w

また店舗駐車場が満車の場合は、お店より以下の通りアナウンスがあります。

満車の場合の駐車場のご案内

店舗よりおよそ160m南にある「かなか動物病院」の手前の駐車場2・11番に駐車可能です。以下、衛星写真とストリートビューを載せておきますので、念のためしっかりとご確認ください。下のマップの赤いピンの位置になります。


https://maps.app.goo.gl/1VEu56qA6fmvri1S7


https://maps.app.goo.gl/ayKw3p1pkRJeHiTw7

くれぐれも「かなか動物病院」さんの駐車場や、蕎麦人さん店舗より道路を挟んで真西側の「セブンイレブン精華町光台店」さんの駐車場に駐めないでください。常識ですけどね(^^ゞ 特にセブンイレブンさんとは過去にトラブルがあったようです。こちらも良識さえあればそこには駐めませんけどね(^^ゞ

 

 

「石臼挽き手打ちそば蕎麦人」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

 


https://youtu.be/fD31t3q4Pes

 

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