ikasamaTV いか様

ikasamaTVのブログ

このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.091】そば処 玄

そば処 玄

訪問日:令和4年6月26日(日) 11:30
天 候:晴れ時々雨
気 温:27℃
湿 度:78%
URL:https://mobile.twitter.com/sobadokoro_gen
電 話:0852-61-8468
所在地:島根県松江市殿町43 カラコロ工房内
      ↓下記へ移転↓(2023年秋頃)
    島根県松江市殿町96−7

https://goo.gl/maps/qZJQEcknFmnikvZF7

いやー、唐突ですが実は出雲・松江方面へ旅行に来ちゃいまして(^^ゞ

この店に来る前日に出雲大社へ行って稲佐の浜行って、肉食ってサイクリングしてみたいな感じで旅行初日を楽しんでたわけで。で、その日は玉造温泉まで移動して温泉旅館に一泊して…これがまた最高に良かった(^^) でも温泉なんで夏場よりも冬場に来る方が良かったかな… 夏は温泉暑かったアッツー

で、二日目は松江市行って松江城見て、遊覧船乗って、でその後にこの蕎麦店さんに立ち寄った訳です。ここまで来て蕎麦食べるんだから、そりゃ当然「出雲蕎麦」食べないとね。(o^-')b

ちなみに皆さん、出雲蕎麦の発祥って出雲市とか出雲大社付近とか、そんな風に思ってませんでした?実は出雲蕎麦の発祥は、ここ、松江市も発祥の地の一つなんですね。てか厳密には松江市限定じゃなくて、松江市を含めた「出雲地方」ってこと(松江市、出雲市、その他付近の市が含まれる)になるらしいんだけど、間違いないのは出雲市限定、じゃないってことです。

今回、とにかく生まれて初めて出雲蕎麦を食す機会に恵まれたわけですが、今思い返すと、もっと予習して出雲蕎麦食べるべきだった…と反省する点もありつつ、せっかく遠路はるばるたどり着いたこの地で、とにかくまずは、自由に食べて見ることにしました。唯一予習していったこととといえば、出雲蕎麦には「割子そば」と「釜揚げそば」の2種類があり、それぞれが「出雲蕎麦」だってことぐらいかな(汗)💧

 

じゃあともかくはじめての出雲蕎麦を、玄さんでイッときましょう!

 

  釜揚げそば(小盛り)

釜揚げそば(小盛り)

釜揚げそばは温蕎麦スタイルです。あっとその前に小盛り!?ってかwww

いや今日はめちゃ暑かったので温蕎麦がちょっと辛かったのと、このあと割子そばをそれなりに食べるつもりだったのであえて小盛りにした次第です。

ただ… 食べたあとに「普通盛り」にしときゃよかった…と後悔したわけで。(^^ゞ 何故かというと、

まずこの蕎麦、温蕎麦スタイルですが、つゆ、というか蕎麦はアツアツの「蕎麦湯」に浸されています。これに、写真右手にある蕎麦つゆを足し入れて味加減を調整するんです。この蕎麦つゆの味わいがですね、この地方独特の甘い醤油(甘露醤油)がベースとなったかえしで作られてまして、これがまた美味で…

釜揚げ用の蕎麦つゆはこの醤油ベースで作られているので確かに甘めでかつとっても濃厚。少量でも結構しっかりと味がつくので、様子を伺いつつ蕎麦つゆを足し入れながら味の微調整をして、釜揚げそばの味を決めていきます。

そして今回は、写真左手の薬味を全部一気に入れて食べました。自分好みの蕎麦つゆの味加減で薬味を放り込んで口に入れ… まあある程度想像はしてましたが、思い切り~ヌメり感~♪(杏里w)

蕎麦湯ベースなのでヌメっとしたお汁です。なんかねぇ、こんなシンプルな構成なのに今までこういった温蕎麦は意外と口にしたことなくて、もうこの段階で釜揚げそばが一気に好きになってしまいました。ものすごい個性があります。まさにこれこそが「出雲蕎麦」と定義づけできるような…

これって好みの問題もあるかもしれません。シャープでキリッとした温蕎麦のつゆを想像してると、面食らってしまいます。まるで正反対なんですから。いつも表現する言い方ですが、所謂「ストレート型蕎麦湯」に「濃厚蕎麦つゆベース」が加わり、「出雲地方の地の蕎麦」を食う。一口、口にした瞬間に出雲蕎麦の魂を感じました。

この蕎麦なら夏場で暑くても、汗だくになっても沢山食べたいな… しまった、今回「小盛り」にしてしまった…

後悔(´_ゝ`)

…大阪で出雲蕎麦の店見つけたら、夏場でも迷わず釜揚げそば食べてやる! と、究極の暑がりのいか様ですらそう思わせるような蕎麦でした。いやほんと。暑さとか関係ない!また食べたい!

えっと、「小盛り」だったので一瞬で食べ終えちゃって… いやまじ後悔w そんなわけで次の蕎麦着弾したので、次行きましょう次!

 

  玄さん割子そば

玄さん割子そば

このお店、「玄」さん仕様の割子そばです。
これは、とろろいも、生卵、山菜の3種のメイントッピングが乗った割子そばになります。先に申し上げておきますと、ここで予習不足だったのが本来「割子そば」というのはこういうスタイルで食べるものじゃないそうです。本来はwikipediaによると、

食べ方にも特徴があり、他地方では蕎麦をだし汁の中に入れるのに対し、だし汁自体を器に入れ(このため、だし汁を入れる猪口の口が狭くなっている)、その上に青ねぎ、海苔、大根おろしと削り節などの薬味を載せて頂く。三段重ねの場合、まず一番上の割子にだし汁を入れて蕎麦を食し、食べ終わったら残っただし汁を二段目にかけて食す、というふうに、だし汁を使い回しながら上から順に食べてゆく。近年、薬味具材が豊富に盛り付けられた品や、近代の大阪食文化の影響を受けて卵(卵黄)などを載せたものなどがあるが、いずれも正統な割子そばとは言えない。

だそうで出雲の割子そばを食べるには正統派じゃないそうです💧💧💧 そうだったのか… まずは基本を抑えておくのがいか様の考え方だったんですが、完全に予習不足でした。

しかしね、だからと言ってこの「玄さん割子そば」がダメって訳じゃない。これはこれでスタイルの一つです。だって美味そうじゃないですかw 本来の基本的な食べ方はあったんでしょうけど、それを考慮しつつ後付けレビューになりますが、この割子そばを頂きます。

蕎麦切りは冷水でよく引き締められています。口当たりは冷感がある分ツルツル感を感じさせるのと、レクタングルカットなのでリップタッチは不思議な感覚があります。挽きぐるみのせいか蕎麦風味はがっつりあり、食感と相まって口にして、噛んで食べてモグモグして飲み込むまで一連の蕎麦の心地よい感動が連続して楽しめます。

蕎麦つゆは釜揚げと同じくかなり濃厚で甘めのものです。この蕎麦つゆを器の中の割子蕎麦へぶっかけて楽しみます。かなり濃厚なため、ぶっかける量は調整しながら食す方がベターです。

薬味はご覧の4種。元より蕎麦切りに色々なトッピングがあるので薬味が必要か否か微妙なところもありますが、味と風味の宝箱のような出雲蕎麦を食すには、色んな薬味があってしかりかも。というよりないといけないマストな存在です。

で、こちらが蕎麦湯。ストレート型なのに結構濃厚な風味とトロトロ感があります。そして言うまでもなく濃厚な蕎麦つゆと合わせて…もう言うことはありません。官能的過ぎますね。水筒に入れて持って帰って飲み続けていたい気にさせます。

 

とまあこのような感じの蕎麦でしたが、紆余曲折を経て頂いた出雲蕎麦。十分に堪能致しました。一通り食べたあとに、割子を追加して、

トータル5枚分頂きました。出石蕎麦と違って1枚が多い(普通の盛りそばの半量ぐらいのイメージ!?)ので、まあまあお腹いっぱいです。

今回は応用編の割子そばを食べましたが、次回出雲蕎麦の店に行ったときは、基本の割子そばを必ず食べたいと思います。基本なくして応用なし!∠( ゚д゚)/

 

さて今回は電車ベースの旅行途中の蕎麦店訪問でしたので、駐車場事情とか調べてないしさっぱりわかりませんw カラコロ工房の周囲には沢山コインパーキングがあったような気がするので、自家用車で行かれるときはコインパーキングに停めるのがよろしかろう、です。

 

ちな余談ですが、このあたりには出雲蕎麦の名店と呼ばれる店がいくつかあるのはあるんですが、いか様は決してそういった店には行きません。特に今回は思いっきり観光地の蕎麦なので尚更です。これこそが蕎麦食道を行くsobarerのいか様の姿なのであった…

 

…いやアホw

 

 

「そば処 玄」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

//

 


www.youtube.com

//