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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

マナーとは、人である証明です。

産経新聞記事「キャンプ場で迷惑行為多発 兵庫では一時閉鎖も」から引用した写真

産経新聞記事「キャンプ場で迷惑行為多発 兵庫では一時閉鎖も」から引用した写真

この写真一枚で怒りを覚えます。
この写真については後述します。

 

 

実は以前、というかたった一年半ぐらい前の話になりますが、拙のアウトドアライフは「野営・野宿」からはじまりました。キャンプ場等利用するのではなく、野宿ですw
これは特に理由はありませんが、あえて言えば、YouTubeで有名な某キャンパーさんが野営メインでやっていたのを観て影響を受けたからでしょう。

 

初期の頃は3回ほど野営をしていましたが、1回目、2回目、3回目と経ていくに連れ、また未訪問の野営地のロケハンなどもしながら、気づき、感じはじめてきたことがありました。それは、

 

野営地にはやたらゴミが多い

 

ということ。

 

当初数回の野営をしていましたが、そんな感じで行く場所行く場所ゴミだらけ、という状況が嫌になって野営から遠ざかり、現在は有料オートキャンプ場ばかり利用している、という状況と理由に至っています。今のところですがそれなりに料金はかかりますけど、有料キャンプ場はこういった不快感を感じることがほとんど無いですね(でも他のマナー問題があります実は)。場所にもよりますがきちんと明確にルール・規則を敷いているところも多いし、他のキャンパーさん達も比較的意識の高い人が多く来ている、という印象もあります。それなりの料金を支払っても有り余る精神衛生が確保できます。

 

しかしキャンプ場でも、無料キャンプ場や格安のキャンプ場ではやはり利用者のマナーが問題視されています。こういったキャンプ場は管理人が常駐していないことが多く運営者の目が行き届きにくいんでしょう。はじめの一人が「ちょっとぐらい、まあいっか」みたいな安易安直な気持ちでゴミを捨てたり大きな音を出したりしはじめると、二人目、三人目…へと伝播してしまうものなんですが、人は、なぜそれに気づかないのでしょうか? 仮に一人目でなくたって百人目でも二百人目でも構わないから、一人ひとりがそういったことを意識して歯止めをかければそれ以上ひどい状況にはなったりしないのかも知れませんし、適切な一般常識を持つ人が利用し続ければ逆に改善していくのではないか、とも思います。

 

しかし残念ながら現実はそうではないようです。
「ゴミを持ってかえるとか邪魔くせえし」「ゴミ置いて帰ったって、誰かが片付けんだろ。おれ知らね」という幼稚な社会性しかない人間がいるのかどうか知りませんが、こんな輩がゴミ問題を引き起こしてキャンプ場のマナーを崩壊、ひいては他の良識キャンパーを犠牲にして「キャンプ場閉鎖・休止 or 有料化転換」に至ってしまうんじゃないんでしょうかね。

 

この記事のトップにあった画像の新聞記事はこちらです。↓

www.sankei.com

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記事が消えたら意味ないので、念の為スクショも貼り付けておきます。

 

最近発生したマナー問題では最たる話でしょうこれ。

これは、兵庫県猪名川町に「あった」有名な無料キャンプ場だった場所です。記事を読むと、古くから会ったキャンプ場ですが近年のSNS普及でこの場所の存在が広まり、利用者が増加したと同時にゴミ問題や植物盗難問題も増加し、平成31年1月に閉鎖に至ってしまいました。このキャンプ上を管理していた猪名川町の公式サイトでも、閉鎖に関するアナウンスがあります。

www.town.inagawa.lg.jp

 

だめだこりゃ、こんな状態じゃ閉鎖も致し方ない。
人間のクズの所業とはこのことです。

記事を読むだけだとSNSで広まった…ということは、アレですか、そういった層ですか。偏見に満ちるので、あえてどんな層かは言いませんが。

 

ちなみにYahoo!ニュースとgoogleニュースでも類似の記事を探してみました。が、検索すると出るわ出るわ、マナー問題の記事がw
あまりに記事数が多いので、検索結果だけリンクを貼っておきます。検索ワードは、「マナー キャンプ」です。

urx.blue

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キャンプマナーの中で、テーマを「ゴミ」に限って言えば、

  1. 出るゴミをいかに少なくするか
  2. 出したゴミをいかに適切に処理するか

の2点に尽きると思います。そしてこの2点を全ての人が行うだけで、ゴミ問題は光の速さで解決に向かうのではないでしょうか。

 

1.については、

  • 予め持っていくものを検討して、不要になるようなものは持っていかない。
  • そもそもゴミが出るものはできるだけ事前に減らしておく。
  • 現場でゴミが出ても、極力コンパクトにまとめるようにする。

これで相当解決するはずです。
つまりキャンプに行く前に「考えて」食材やツールなど持ってけ、無計画にやるな、ということですね。

 

2.については、

  • きちんと分類する。
  • 出たゴミはできる限りコンパクトにまとめる。
  • ゴミ袋からの匂いや液漏れが心配なら、ゴミ袋は二重三重にして対策する。

これで十分です。オートキャンプなら全然苦にすらなりませんし、また有料キャンプ場等であれば、だいたいのキャンプ場ではその場でゴミ処理が可能なことも多いので何も問題はありませんが、問題なのは野営地や無料または格安キャンプ場での話ですね。

 

というか、こんなこと訴えても、聴かない・響かない層に対しては意味ないんでしょうけど。一番聴いてほしいのに。

 

 

 

ゴミ問題はゴミ問題で大きな問題wですが、ことマナー全般について言えばゴミ問題の他にも、

  • 騒音
  • 焚き火

が挙げられます。

 

騒音、については色々ありますよね。頑張って羅列してみると、

  • どんちゃん騒ぎ
  • 大声・大きな笑い声
  • 痴話喧嘩の声
  • 犬等のペットの鳴き声
  • 聴きたくもない音楽
  • カラオケ
  • 車・バイクのエンジン音(夜間)
  • 夜間の車のドアの開閉音(開閉頻度が高い場合)

この他にもありますかね?

 

とにかく、「音」についてはかなり敏感です。これは皆さんそうじゃありませんか?自分のサイトの真横で、バカそうな連中が大声でどんちゃん騒ぎとかしてたら、殺意芽生えませんか?

 

音というものは、基本他者に不快感を与えるものとして理解しなければなりません。心地よい音というものは、個人個人の主観と好みによるものであって、それがすべての他者が同じ、というわけではありませんから。つまり、公共の場で生活する以上何らかの音を発生させてしまうことはどうしたって致し方ないことですが、の音を如何に少なく、小さくすることを考え他者に配慮することがマナーに繋がります。

けど無料キャンプ場等だと、一番実行せねばならない層がこぞって実行しないんでしょうけどねバカですから。言われてもわかんないでしょうし。

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拙も有料キャンプ場で1回、「聴きたくもない音楽」「ペットの鳴き声」被害を同時に食らったことがあります。比較的マナーの良い有料キャンプ場でも大なり小なりありますよね。(^^ゞ

ペットの鳴き声については、飼い主キャンパーがサイトに着いてから就寝時間ぐらいまで、飼い犬のペットがワンワン五月蝿いのなんの。頻回、とまでは言いませんが、夜の静寂に突然ワンワンキャンキャン鳴かれるとびっくりします。翌日に拙がキャンプ場を去るまでずっと鳴いてましたし…

子どもやペットに「騒ぐな」「鳴くな」と言うのはナンセンスなことですが、管理・監督者はそういった対象に自制を促したりコントロールしたりする義務があります。それができないのなら、キャンプ場はおろか公共の場に出てはいけませんね。あ、ちなみに個人的には「子どもの声」は一切気になりません。逆に癒やしの対象であり、自然の音と同義です。

あと、同じ飼い主キャンパー自身による聴きたくもない音楽被害もありました。朝の目覚めがそのキャンパーが鳴らす比較的大音量の音楽が目覚まし時計になりましたね。目を覚ましながら「はぁ?」と思っちゃいました。春先の朝も早くから「こなぁ~ゆきぃ~♪」とか「パッと光って~咲い~た~♪」とか季節感全く無視のJ-POPのオンパレードで萎え萎えw

これらは一人のキャンパーの所業でしたが、つまりこういう人は自分が出す音が、他人にどういう影響を与えるのか全く考えられない・配慮できない人なんでしょう。日常生活でもどういう人物なのか大方想像がつきます。

 

あと、焚き火。

これは安全な火の取り扱い、延焼防止などは当然のことながら、問題となるのは焚き火をする場所が野営地であろうがキャンプ上であろうがどこであっても、その場所が「直火OKなのか不可なのか」という点ですよね。

普通、直火OKという場所は滅多にありません。野営地なんてもってのほか。あえて口に出して言いませんが野営地で直火焚き火ができるのは、余程の好条件が揃っていないとできません(条件はあえて言いません)。キャンプ場でも直火OKな場所は圧倒的に少ない。

そもそも何故直火不可な場所が多いのか、考えればすぐにわかります。直火の場合は地面の上で直接火を扱うので、地面(むき出し、芝植え、その他整地)が痛み汚れます。直火の跡は見てると不潔感漂うし、それをした人間の品性も疑ってしまいます。もちろん「直火OK」な、直火が許可されている場所は対象外です。でもこの場合でも、次にその場所を使う人のことを考えて直火をした跡はキレイに片付けることが当たり前のマナーです。

 

とにかく、直火OKな場合を除いて根本的には、どんな場合であっても「焚き火台」を使えばいいだけです。焚き火台を使えば地面を汚すことは殆どなくなるし、排炭の処理もしやすいし。念入りに飛び散る火の粉が気になる場合は「焚き火シート」や「スパッタシート」なんかを焚き火台の下に敷いてすればいいんです。

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こんな感じで。

が、何故これができない人がいる? 何故直火禁止の場所で直火の焚き火をする?馬鹿じゃないの?としか言いようがない。焚き火台買う金が勿体ないと考えてる?焚き火台持っていくのが手間だと考えてる?それでも配慮に手を抜いて、独りよがりに禁止されてる場所で直火で焚き火するの?

 

幼稚で未熟な人間は、火を扱ってはいけません、危険です。
火を扱えるのは、高度な類人猿以上になってからです。

 

 

…さてさて。

この世の中、キャンプ場に限らず公共の場に出て社会生活を送る人であるならば、独りよがりでは生きていけません。他者に気遣い、自分も他者に支えられ、相互に助け合って生きてくことになっています。それが社会人として社会生活を送るのに絶対必要なことなのです。繰り返す表現ですが、それができないうちは、大人でもなければ社会人でもなく、そもそも「人」ではありません。ルールやマナーの概念がわからなければ、何か行動を始める前に周囲の良き諸先輩方に意見・アドバイスを聴いてから行動に移しましょう。いい歳こいてやってたら目も当てられません。