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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.067】黒田園

黒田園

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訪問日:令和1年9月16日
天 候:晴れ
気 温:28℃
湿 度:62%
URL:http://kurodaen-shigaraki.com/
電 話:0748-84-0485
所在地:滋賀県甲賀市信楽町上朝宮271−1

https://goo.gl/maps/ZPAG7jMnew6Z8D6XA

 

 

本日は祝日。この店の開店時間は11:00でしたので、混み合うことを予想して開店時間の15分前に到着しましたが、その時点ですでに16組待ちという混雑状態。やはりこの手の店に休祝日に訪問するのは間違ってますが、個人的な予定上の都合でこの日しか訪問できなかったので致し方ないでしょう。なおこの店は、普段でも混雑するようです。国道沿いにあり、ドライバー、ライダー、チャリダーが集まるような店になっています。ちなみに開店前の混雑の様子は以下の通りです。

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休祝日には訪問しない方がいいでしょう。土曜日ぐらいなら幾分マシかも知れません。

 

30分程度待たされて(開店時間よりも早く着いていたのに…)、ようやく店内に誘導されました。f:id:ikasamaTV:20190916164444j:plain

座席は、↑の写真の4人掛座敷席が6席、8人掛囲い席(囲炉裏付き)が1席、6人掛けテーブル席が3席の、あわせて50席分あります。

 

メニューです。

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今日は、「盛り蕎麦(大盛)」と「合鴨と白葱のつけ蕎麦」を頂きます。

 

●盛り蕎麦(大盛)

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《蕎麦切り》

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ホールの可愛い女性に尋ねたところ、本日は「北海道産」の蕎麦を使用、とのことでした。北海道のどこ産かが知りたかったんですが…とにかく北海道産です。(幌加内あたりかなぁ…わかりませんが)

蕎麦切りは淡い灰白色をしています。きれいなドーム型に盛られています。こういった盛り付けをする店はあまり見かけないので珍しさ感に溢れました。一九で打たれた蕎麦切りの口当たりは若干ザラッとしており野生を感じさせます。

口に入れて咀嚼すると、端境期の蕎麦ではありますが程よく香ばしさを感じ、香りが鼻腔を貫きます。コシ・弾力などの食感はやや乏しい印象でした。気候の問題が関係しているのかもしれません。水切りについては一瞬甘いかな、と思いましたが、せいろ敷の下に水気が溜まっていたので、なんとかギリギリ水気が消えていたと思います。ただ、提供時直後は蕎麦切りの表面がツヤツヤし過ぎていたので少し心配にはなりましたが…

今回はやや不満が多かった印象ですが、客数の少ない空気の乾燥した寒い時期にこの蕎麦切りを口にすると、食感等変わっていたことと思います。

 

《蕎麦つゆ》

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節系、鰹節の香りを強く感じる、やや甘めの蕎麦つゆです。かえしも濃厚で、出汁とかえしそれぞれ両方が強い個性を放っていたと感じました。この店の蕎麦切りの風味・味わいにマッチしている蕎麦つゆであると感じました。

 

《薬味》

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青葱、大根おろし、山葵の3種。
個人的に薬味は蕎麦切りを食べるときには使わないため、後の蕎麦湯と合わせて頂きました。

青葱は強烈、までとはいきませんが強めの香りがするものでした。通常、葱の風味が強いと蕎麦切りの香りを負かしてしまいますが、この店の青葱はそこまで香りが強くないことと、店の蕎麦切りの風味がそこそこ強いため、青葱の量の調節をしながら蕎麦切りを食べるような気の遣い方はしなくてもいいかも知れません。

山葵は香りが少しだけ控えめな印象でしたが、少量でもしっかりと辛味を伝える引き締まり感がありました。刺激を求める方にはマッチしそうな山葵です。大根おろしについては今回食していないので、評価はできません。

 

《蕎麦湯》

片栗粉型です。見た目は限りなく白色に近いものだったことと、開店直後の蕎麦湯は通常このようなドロドロ感はありません。蕎麦屑・粉型なら、蕎麦屑が蕎麦湯の器の底で踊っているか異様なまでのドロドロ感があるはずですが、それもありませんでした。片栗型蕎麦湯については受け入れることはできません。

 

●合鴨と白葱のつけ蕎麦

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蕎麦切りは盛り蕎麦の評価と同様。鴨汁については悪くはないのですが、蕎麦つゆが少し甘口だったのに、鴨汁はなぜか醤油辛い印象でした。何故…

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但し、鴨肉が異様に印象に残ります。鴨肉らしい野性味が残りつつ、それでいて嫌な獣臭等微塵もありません。そして噛めば噛むほど溢れ出てくる鴨肉の味のインパクトが強いものでした。それに加えて葱とのコラボレーションが素晴らしい。見事な鴨葱でした。

 

総評としては、「蕎麦」自体は大変素晴らしいと思います。北海道◯◯産の蕎麦の香りには十分満足できました。蕎麦切り自体のクオリティは時期や天候で左右されるので、今回は悪条件が重なっただけなのかも知れません。前述の通り、客数の少ない空気の乾燥した寒い時期に再訪して、もう一度蕎麦切りを感じてみたいと思います。

 

この店は人気店のようで、とにかく休日は混み合います。何時から開いてるのかわかりませんが駐車場は早めに開いているようなので、休日に訪問するのであれば遅くとも開店時間の30分以上前に訪れて(可能なら1時間前ぐらい?)、入口前の順番記入用紙に名前を書いておく必要があります。駐車可能台数は多いので(↓駐車場の様子)、

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早めに訪問すれば駐車については心配はいらないでしょう。間違っても12時前後に訪れてはいけません。とにかくランチタイムをずらせて訪問するか、平日に訪問すべきなお店でしょう。

 

 

「黒田園」主観的評価

★★★★★★☆☆☆☆
(本格的蕎麦店として標準レベル以上)

 

 

 

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