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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.068】手打ち蕎麦なこじ

手打ち蕎麦なこじ

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訪問日:令和1年9月22日
天 候:雨
気 温:22℃
湿 度:77%
URL:http://nakoji-soba.com/
電 話:0795-38-0361
所在地:兵庫県多可郡多可町八千代区大和1915

https://goo.gl/maps/9CVAgQWfqBNwDDEN7

 

 

雨天で蒸しっとした天候の中訪問しました。
この店は基本土日のみ営業しており、蕎麦切りは二八専門とのこと。(実は時折一九で打たれている時もあるそうです)

蕎麦は主に信濃1号を使用されるそうですが、季節に応じて常陸秋蕎麦富山県産、福井県大野産などその他全国各地の蕎麦を使われるとのこと。なお本日は秋田県産(地区不明)の新蕎麦でした。ざる蕎麦大盛りとおろし蕎麦を頂きました。

 

●ざる蕎麦(大盛り)

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《蕎麦切り》

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一番粉、二番粉混合の挽きぐるみで、やや茶色が混じった灰色をした蕎麦切りで星が所々散りばめられています。

口当たりはツルツルしており唇へのタッチは良好です。噛み始めると強い弾力・歯応えに驚かされます。まるで上歯と下歯の間で蕎麦切りが踊っているようです。咀嚼すると徐々にもっちりし始め、迫力ある食感が楽しめます。喉越しも良好な蕎麦切りですが、しっかり噛み締めて楽しむタイプの蕎麦切りです。

蕎麦の香りは新蕎麦ながら仄かで、噛み進めていくとゆっくり仄かに蕎麦の香りが漂ってくるような印象でした。

 

《蕎麦つゆ》

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やや甘口の関西のスタンダードのような塩梅です。かえしはややあっさり目ですが、鰹の出汁風味が強く、非常に口当たりのいい香り高い蕎麦つゆでした。

 

《薬味》

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白葱、大根おろし、山葵の3種。

白葱、大根おろしそれぞれ少量でも香り立ち、蕎麦切りと合わせるには量の調整が必要です。山葵は若干香りが控えめですが、辛さの刺激は十分です。蕎麦切りとのマッチングに優れています。

 

《蕎麦湯》

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混ぜもののないストレートタイプの蕎麦湯。蕎麦湯単体では香りは仄かですが、卓上の岩塩や蕎麦つゆと合わせると途端に香り立ちます。

程よくトロミがあり、十分蕎麦湯を飲んでいる気にさせる蕎麦湯でした。

 

●おろし蕎麦

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蕎麦切りについてはざる蕎麦と同様。店主曰く、「本日はいい大根がなく辛味が少ないと思いますがそれでも宜しいですか?」との事でしたが、少なくとも今日の大根おろしについては十分に刺激的な辛さがありました。これで辛味が足りないということは、通常、かなり辛口になるということですね。いずれまた、そんなおろし蕎麦を食べてみたくなりました。

なお余談ですが、このおろし蕎麦には薬味が付属していますが、白葱と山葵の2種になります。

 

この店は夫婦二人で切り盛りされており、席数は13席しかないのでとてもフレンドリーに接客してもらえます。多客がいない時は蕎麦について店主さんとゆっくり語り合えたりします。非常に居心地のいいお店でした。

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特筆すべきは価格の安さ。この品質の蕎麦で、ざる蕎麦700円(大盛900円)、おろし蕎麦700円と、いずれも関西の相場価格よりも低い。これはとても有り難いです。近くにあれば確実に足繁く通うことでしょう。

この店の訪問は公共バスを利用して来ることも出来ますが、事実上マイカー等で訪問することになります。駐車場は店舗内及び店舗内隣接の敷地合わせておよそ8台程度は駐車できます。一日20食限定のお店なので大混雑する、ということでもないと思いますが、訪問時は予約を兼ねて前もって連絡を入れておく方が無難かと思われます。

 

 

「蕎麦なこじ」主観的評価

★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

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