いきなりですが、現在の我が愛車は日産セレナ・HFC26後期型(平成27年生まれ)というよく売れてたミニバンです。
新車で購入しましたが、購入までは相当悩みました。当初、自分が「ミニバンなんて…」とかなり躊躇していたので、まさか本当に買っちゃうとか夢にも思いませんでしたが、結局買っちゃった次第です。まあ乗ったら乗ったでえげつなく快適になっちゃって… 旧車に近い状態の車からこれに乗り換えて、めちゃくちゃ時代の流れを感じたものです。そしてお陰様で、というか、このクルマに乗り換えたからこそ車中泊キャンプにまで繋がり、蕎麦食いに行きまくってる現在のスタイルが確立されたようなものです。そういう意味では、自分の趣味を広げてくれたこのクルマには感謝しかありません。
で、Ⅱ世、っていうぐらいなので当然Ⅰ世がいてたわけですが、そのⅠ世とは長年惚れに惚れ込んでいたクルマ、日産スカイライン・GF-ER34前期型(平成10年生まれ)です。
このクルマは平成14年頃に中古車で購入しました。当時目線では4年落ちの中古車だったので、古さは殆ど感じなかったですね。当時は34Rが群雄割拠していた時代でもあったので、所謂「R」じゃないスカイラインの中古車市場は比較的安価で安定していたような気がします。(今日現在は真逆のようですけどね。)
購入した当時は、1.8万kmの走行距離で180マソぐらいで購入できました。ええもちろん長期ローンで購入しましたけどwww
でも価格の高い安いは問題じゃあないです。
このクルマは、「至高」のクルマだった…
当時の関係メディア報道では賛否別れていたような気もしますが、このクルマに乗る殆どの人は「一般人」ですから。プロでもなけりゃレーサーでもない一般人です。そんな人達が乗るには至高のGTカーだったんじゃないかと信じて疑いません、未だに。
結局このクルマには13年間乗ってましたが、良かったところ、悪かったところを挙げてみます。
【良かったところ】
- レスポンスのいいターボチャージャー
- とにかく速い!
- 高剛性ボディでハードに走っても車体が全く軋まない
- 歴代スカイラインのいいとこどり
- スタイリッシュ
- 直6エンジン(RB25DET)が爽快
- ノーマルで硬い足回りだったが、そこそこ乗り心地がよかった
【悪かったところ】
- 油温が上がりやすい
- 高回転域のパワー感が薄い
- 車高が高く見える(タイヤとタイヤハウスの隙間が気になってた)
- 燃費
- 日常ユースの利便性が低い
みたいな感じでしょうかね。
とにかく速いクルマでした。低回転域からターボ効き出してトルクに乗ったような走りができたし、大体思ったように走り、大体思ったとおりに曲がって大体思ったとおりに止まるクルマでした。そして直6がとにかく気持ちいい♥
ネガティブイメージだと、一番気になったのは意外と高い車高。でもこれは途中で電動可変減衰力式のサスに変えたことで気にならなくなりました。(その犠牲に乗り心地は相当悪くなりましたが…)
あとは日常ユースの利便性でしょうか。なんせ車内が狭かったので、3人以上の乗車になると窮屈すぎて…あと、まあまあノイジーなクルマだったんで、高速道路上で助手席との会話が聞こえにくいことが沢山ありました。余談ですが、このクルマの以前に乗っていたR32スカイラインよりかは静かでしたけど。
とにかく「GT」を冠して入手しやすいレベルの日本車の中では最高峰のクルマだったと思います。高速でも峠でも、なんのストレスもなく走ってくれましたから。(^^)
ちなみに初代黒坊主号の弄くり・メンテ記録などあります。よければ見てやってください。
えーさてさて。
今回なぜこんな記事を作ったかと言うと、今から遡ること約5年前に売却したこの初代黒坊主号、その後とある方の愛車になったようで、実はその方から「みんカラ」を通してネット上で知り合いになりまして、この5年間その方とちょこちょことやり取りさせてもらっていました。
いか様がこのクルマを手放した時から維持メンテにお金がかかるようになって、イグニッションコイルに不具合が出てしまった時点で乗り換えを実行しましたが、そんなクルマだったんで現オーナーさんも維持メンテに相当苦労されたことと思いますが、昨年末になっていよいよ維持が困難になって手放すことになりました、と連絡があったことがきっかけになりました。(単に手放すだけなのか、廃車にするのかはわからないですが…)
今回、過去の車歴のなかで一番愛していたクルマだったこの初代黒坊主号をいか様自身で弔ってあげたいと思い、実はこの記事を作成する以前に記念動画を作ってますw
この動画に乗じて、この動画に挿入していた画像と動画未公開画像を公開します。↓
黒坊主号、ありがとう!
お前のことは、忘れない…
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