ikasamaTV いか様

ikasamaTVのブログ

このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.093】手打蕎麦 よしの

手打蕎麦 よしの

訪問日:令和4年9月25日(日) 11:00
天 候:晴れ
気 温:25℃
湿 度:67%
URL:https://teutisobayoshino328.business.site/
電 話:0595-41-1640
所在地:三重県名張市百合が丘西2番町61番地

https://goo.gl/maps/D6QjZRHjLWDi7PQNA

今回も我が母ちゃん同伴の蕎麦探訪です。そして珍しく三重県方面へ。と言いつつ4ヶ月前にも三重県で蕎麦食べてたんですけどね(^^ゞ

 

で、三重県名張市といえば、平成30年2月に「そば.けいた」さん(蕎麦探訪記No.37・記事はありません)に行って以来行ってなかったエリアです。概ねこの4年、名張市内では「そば.けいた」さん以外の蕎麦店を認知しておらず、また目立った出店もなかったのですが、そうやって知らぬ間に1軒新しいお店ができていたことをとある方から教えて頂き、今回期待を持ってこのお店にやってきた次第です。

事前調査で客席数と駐車可能数が少ないことがわかっていたので、店入り難民にならないよう早め訪問するようにして実際は10:45頃にはお店の前(というか裏手の駐車場)に一番乗りで着きました。いやぁ、読みはぴったりで、この直後にすぐにもう一組がマイカーで来訪、と思えばそのまた直後にもマイカーでご来訪~。

まじで危なかった…開店時間には満車状態www

で、裏口の駐車場付近は住宅街なので、こんなところでウダウダしてると近隣の方に迷惑を掛けかねないので取り急ぎ正面入口へ。入口は既に開いており、とりあえず店内に入れるようになっていました。恐らくこれって、そういった配慮なんでしょうね。

ただお店自体は定刻の11:00にならないとオフィシャルには案内できないので、入口入ったところにある待合所で、店主さんから「すいませんがもうしばらくそちらでお待ち下さい」と笑顔でお声を掛けて頂きました、気遣いのある優しい店主さんですね。蕎麦も間違いなく期待できるはずです。ちなみによしのさん、店主さんお一人できりもりされているそうで、多分間違いなくジャストタイムのランチタイムには火を吹くように忙しくされるのでしょう…頑張ってくださいませ。m(_ _)m

さてさて、そうしてるうちにこんな感じの客席へ案内されました

大人の事情で、動画にはこの画像はありませんm(_ _)m

ので母ちゃんとともに、

メニューを見ながらあれこれどれ食べる?と話をして、母ちゃんが今日もちょっと胃の具合が悪い(クルマで一定距離移動するとなぜか胃の具合が悪くなる癖があるようで…)様子だったので、控えめにして鴨南蛮だけ食べる、ってことになったもののきっと全部食べ切れんやろなあと予測して、いか様は「ざるそば」大盛りだけの注文とすることにしました。いか様は基本温かい蕎麦は食べない(花巻蕎麦除く)し、天ぷら自体は好きなものの、天ぷらの油が蕎麦の香りを消してしまうので、なるべく食べないようにもしているので、もうこの選択肢しかないでしょう、ってことで。

 

ではいきましょう!

  ざるそば(大盛り)

ざるそば大盛り

------ 蕎麦切り ------------------

長野県産開田高原産の蕎麦を使用されていて二八で打たれています。玄蕎麦でしょうか、星飛がかなり多くあり端境期の今でも蕎麦風味がしっかりと感じられました。夕暮れに映し出される揺れるススキの穂のようなイメージです。

口当たりはツルツルとしており爽快に唇を通過していきます。咀嚼を始めると前述の蕎麦の香りが仄かに漂いはじめ鼻腔を通っていきます。嗚呼、蕎麦を食べているんだ…という気持ちにさせられます。蕎麦のカットはエッジが立ち、口腔内でもそれがすぐにわかるぐらい。

そして適切な弾力とコシの強さがあり、蕎麦風味も相まり口腔内はまるでお祭り騒ぎの様態です。新蕎麦だったらもっとこんな蕎麦感が感じられるんでしょうか、また食べたくなってくる、そんな気持ちになる蕎麦切りでした。

------ 蕎麦つゆ ------------------

かえしは地元伊賀で作られた醤油を使用されているそうです。味醂と醤油のバランスが絶妙で、このかえしが節系出汁と合わさっています。かつ、恐らくですがしっかりと寝かされて作られていることがわかるぐらい、かえしと出汁の一体感があります。

味わいは辛口でもなく甘口でもなく中庸点にあり、蕎麦つゆとしては相当完成度が高いのではないか、と感じます。

------ 薬味 ------------------

青葱と山葵の2種。蕎麦切りと蕎麦つゆが非常に優秀なため、正直薬味は不使用でも全く問題ないと思いますが、せっかく頂いた薬味ですので口にしてみることにしました。

青葱は瑞々しく、かつ風味が非常に豊かです。どこで仕入れられているのかはわかりませんが、まるで裏庭で自家栽培してます的な、良い意味での田舎臭い、ああ、本来葱ってこんな風味だったはず…と思わせるような青葱でした。

山葵は予めおろして頂いているんでしょうか、舌触りはとてもなめらかで、辛すぎずフレッシュで爽快な辛味の山葵でした。

------ 蕎麦湯 ------------------

蕎麦粉型の蕎麦湯です。見た瞬間からわかる、蕎麦がふんだんに入り混じった独特な見た目・色合いとデザインの蕎麦湯です。これに蕎麦つゆと合わせて口にすると想像通り強烈な野生感ある蕎麦風味に襲われ、かつかなりトロトロしているので和風蕎麦つゆポタージュが完成しました。

もはやこれ単品を商品としてもいいのでは?と思えるぐらい素晴らしい蕎麦湯で、私が過去食し口にしてきた蕎麦粉型トロトロ系蕎麦湯のなかでも確実に5本の指に入る素晴らしい蕎麦湯でした。

 

蕎麦のクオリティはいいことづくしで何も言うことはないぐらいですが、お店をお一人できりもりされるのは大変じゃないでしょうか。できればホールさんもうお一人プラスに、可能なら客席数ももう少し増やされても絶対にペイできると思いますが、あまり客数が増えすぎて訪問の自由が奪われるのもつらいので、うーん客目線では、これぐらいのキャパでいいのかもしれません。お店的には違うのかもしれませんが、この状況が個人的には続いてほしいと思います。

 

で、もうほとんどお伝えしている駐車事情なんですが、駐車場は、店舗正面側ではなく店舗の真裏側(南側)に、

4~5台分のスペースが用意されています。が、多分、多分ですよ、確認したわけじゃないので不確かかもしれませんが、写真一番右の黒いクルマは恐らく「よしの」さんの家の方のおクルマではないかと思うので、実質来客として駐車可能なのは、写真左の銀のフィットから黒のセレナ(黒坊主Ⅱ世号ですw)までの計4台が駐車可能と思っておくほうがいいと思います。もしこの駐車場がいっぱいだったら、北側の道を挟んだ名張市民病院の駐車場


https://goo.gl/maps/NCBfTdBfrk1osVWs7

に駐車するしかないですね。

ちなみに動画の冒頭付近でもお伝えしていますが、このお店は正面入口側に駐車することはできませんので、まずこの裏側にクルマでやってきて駐車し、そのままお店(というか家屋)の写真左手方向に沿うようにして正面入口へ行く必要があります。

googleマップで確認してもよろしかろう、です。

 

というわけで今回の蕎麦探訪、期待通りのよき印象となりました。simple is bestな印象で基本に忠実なのが一番美味い、という本当の基本を理解させてくれるようなお店でした。今のところは客席数も駐車台数も少なく、また来客者も恐らく地元の方が殆どだと思われるこのお店、変にミシュランやらビブグルマンやらに掲載されず、また口コミサイト諸々でも話題にならず俗物が集まってこないようひっそりと粛々とお店が続いて行ってくれたら…と切に願います。

 

「手打蕎麦 よしの」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)

 


www.youtube.com

 

//