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このブログでは、関西・近畿とその隣接域を主体に、主に車中泊キャンプの様子や野外活動にまつわること、趣味の蕎麦食べ歩きや愛車・クルマのことについて綴っていきます。

【蕎麦探訪記 No.079】久次郎

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久次郎

訪問日:令和2年9月5日 10:56着
天 候:晴れ
気 温:31℃
湿 度:58%
URL:http://www.ibukifarm.com/kyujiro/
電 話:090-7754-4473
所在地:滋賀県米原市大久保1035

https://goo.gl/maps/Qsw662BcRmkJrkxb9/

 

定休日は月~金曜日。土日祝日の11:00~14:00が営業です。

この店、というかこの店周辺は「伊吹在来種」の提供が盛んなエリアです。この店の他数店、伊吹在来の蕎麦を提供されています。伊吹在来は、日本蕎麦発祥の蕎麦と言われています。特徴としては「香りが強い」や、「コシが強い」蕎麦切りになるようです。

この店のメニューは至ってシンプルで、「ざる蕎麦セット」、「ぶっかけ蕎麦セット」がメイン。セット内容は、伊吹大根おろし、天ぷら、自然薯、漬物、デザートとなっています。自然薯は好みで省くこともでき、蕎麦単品での注文も可能です。

今回はセットメニューではなく、ざる蕎麦単品で注文しました。なお単品でも蕎麦と双極を成すウリの「伊吹大根」のおろしはついてきます。ではさっそく!

 

▼ざる蕎麦(大盛り)

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ざる蕎麦単品大盛り

《蕎麦切り》

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灰白色の蕎麦切りです。刻み海苔がまぶされています。事前情報で玄蕎麦生粉打ちの伊吹在来蕎麦切りと把握しています。

口当たりは細かく唇を振動させるかの如くざらつき感があります。力強い粗野な感覚が唇を通過していきます。噛み始めると、まず意外な食感が。コシの強さと言うよりも予想以上にモチモチ感で支配されます。続けて咀嚼していくと… 非常にストレートな印象に驚かされました。香りが非常に抑えられた印象で、とても食べやすい蕎麦風味でした。

《蕎麦つゆ》

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節系の香りが前面に押し出された、香りの強い蕎麦つゆ。やや甘口の塩梅ながら予想以上にさっぱりした濃厚さ。抽象的な表現をすると、「そよ風に乗って僕に辿り着いた、愛おしい彼女の爽やかな髪の香り」みたいなw わかりにくい? ワイン風に言うとライトボディみたいな。余計わからんwww

《薬味》

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青葱と、伊吹大根のおろし。
青葱は強すぎない程度に香りが立つ印象で、今日の蕎麦切りに合わせるには程よくマッチする加減の葱独特の香りがしていました。
で、特筆すべきはこの「伊吹大根」のおろし。これは凄い! おろしにしても密度感がハンパなくみずみずしい。大根独特の香りも相当にあります。そして辛味加減ですが、これはかなり優秀な印象を受けました。確かに辛い!でも辛いんですが全く苦痛はない。おろし蕎麦風に蕎麦切りを食べるのに、十分過ぎるぐらいの辛味を保ちながら、いくらでもスルスルと、矢継ぎ早に蕎麦切りを口に運ぶことができます。
日本全国「おろし蕎麦」を食すための様々な品種の大根があると思われますが、そして当然すべての該当する大根を食したわけではありませんが、この「伊吹大根」の素性は相当に優れていると思います。おろし蕎麦を食べるためにこの世に生まれてきた大根、と言っても過言ではないような気にさせる大根(おろし)でした。これは良いわ~(^^)

《蕎麦湯》

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ストレート型と思われる蕎麦湯でした。最近、偶然なのか毎回ストレート型蕎麦湯と遭遇していますw
本日はいつもどおり開店直後の店舗訪問のため、平たく言えばストレート型蕎麦湯の場合は湯がき湯に蕎麦が溶け込みません。そういった事情で本日の蕎麦湯もそういった事情に該当し、微細な蕎麦風味は残しつつも香りを堪能仕切れる蕎麦湯とは言い難いものがありました。でもこれは仕方ないことですね。だって時間的に「染み込んで」ないんですから。しかしながら蕎麦つゆと合わせて飲んで、自分の心を柔らかくさせ、ホッとした安心感を覚えさせることは十分に可能でした。

 

おまけ《よもぎプリン》

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これ正直舐めてかかってました、すいませんm(_ _)m
プリンによもぎエキス?を埋め込んだ手作りのプリン。小豆が2つ乗っかってます。これがですね、想像の3倍感激させられました。
よもぎ独特の「和」テイストがプリンに混ざって、というか見事にプリンに融合してまさしく「よもぎプリン」という一つの素晴らしきデザートになっています。画像は拡大されてますので実物はショットグラス大ぐらいのサイズ感ですが、正直これいくらでも口に放り込める。普段あまり甘いものは口にしない拙ですが、これは続けざまに30個ぐらいは食べ続けていたい… という気にさせられました。これ(・∀・)イイ!!

 

って感じでした。

場所的にも田舎深度のある店で、粗野かつ素朴の中にも心に響く料理を堪能できるこの店。店主さんのお人柄もとってもステキで、良い意味で(良い意味で、ですよ繰り返しますけど)雑ながら思いやりを感じさせる。うーんまあ言わば「B型っぽいめちゃくちゃ優しい父親」みたいな感じです。あれ、今日こんな表現多いなw

 

さて実務的なお話を。
いつもながらの駐車事情ですが、このお店は意外と駐車スペースが沢山あります。

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店は赤い屋根のところですが、その東側の「A」のスペースに大体5台ぐらい、「B」のスペースにおよそ10台ぐらい駐車することができます。これだけ駐車スペースがあれば何も心配はいらないですね。あ、でも「A」のスペースはお店の人が数台駐車されている場合があるので、実際2~3台駐車できたらいい方かもしれません。

 

また近くに寄ったら、立ち寄ってみたいと思います。

 


【蕎麦探訪記】久次郎(79店目)

 

 

「久次郎」主観的評価

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

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